画像置換とSEOスパムの境界線

2007年6月14日

Googleのウェブマスター向けガイドラインがつい先日更新されました。SEOと検索エンジンスパム行為に関して、いろいろと情報が追加されたので一度目を通しておくと良いと思います。更新された主な項目としては下記。

  • 隠しテキスト、隠しリンクの禁止
  • クローキングや悪質なリダイレクトの禁止
  • Googleへの自動送信クエリの禁止
  • ページに無関係なキーワードの詰め込み禁止
  • 同一ドメイン、サブドメイン内での複数コピーページの禁止
  • 検索エンジン用の自動ページ生成や、アフィリエイトプログラムによる無断複製コピーの禁止 などなど

また、リンク売買サイトなどを用いたリンクの購入に関してもガイドライン違反であると明確に述べています。これで「ページランク7のリンク売ります」みたいな広告やサイトも無くなるんでしょうかね?今後のGoogleの動向が見ものです。

画像置換はSEOスパムなのか?

さて、今回の更新で気になるといえば画像置換。CSSを用いてtext-indent:-9999とかってやるようなやつです。これがSEOスパムなのか、否かというのはかなり前から様々な意見がありました。更新されたGoogleのガイドラインを見るにUsing CSS to hide textは駄目だという記述があります。ということは画像置換はスパムと判定される?

やはり海外でもこのことは話題に上がっているようです。色々と情報を漁るうちに画像置換に関する重要な情報を見つけました。結論としては「画像置換が視覚的なユーザーエクスペリエンスを改善するためであれば、スパムになると心配する必要はない」ということです。

この情報の出所はGoogle Groupsでのディスカッションからで、Googleの中の人が画像置換の是非について下記のように答えています。

As the Guidelines say, focus on intent. If you’re using CSS techniques
purely to improve your users’ experience and/or accessibility, you
shouldn’t need to worry.

Using CSS to hide text

“なるほどねぇ”と思ってしまうのは私だけでしょうか(^^;

Googleの姿勢がここでも明確に出ていますね。あくまで「ユーザーの利益」にかなう目的であれば画像置換もOKということでしょうか。ただし、なんでもかんでも画像置換やsIFRがスパムにならないというわけではないようです。この辺りは、GoogleのエンジニアであるMatt Cutts氏のコメントにその考えを窺い知ることができます。Matt氏曰く

If however you name your business “Matt’s Cheap Viagra Online for Discount Buying” or keyword-stuff a bunch of keywords that aren’t in the logo, that’s a Bad Idea.

Personally, I prefer an alt/title tag on an image if you want to be 100% conservative.

Google Allows Some Cases of Hiding Text with CSS

「あたりまえ」と言えばそれまでなんですが、画像置換するテキストと置換した画像が全く意味がかけ離れていたり、関係ないキーワードを詰め込んだりするのはだめですよということですね。でもどうやってスパムとスパムじゃないのかを判定しているんでしょう?最後のif you want to be 100% conservativeという所から推測するに、Googleも完全にスパムかそうでないかを判定できているわけではないのでしょうね。CSSを用いた画像置換を使うとグレーゾーンになることもあり得る?

スパムかどうかの境界線

スパムか否かの境界線の判断のカギは「品行方正なサイトかどうか」によるようです。先ほどのGoogle Groupsでのディスカッションに興味深い記述があります。

But if you’re running a perfectly legitimate
site, you don’t need to worry about it. If, on the other hand, your
site already exhibits a bunch of other semi-shady techniques, hidden
text starts to look like one more item on that list.

[意訳]あなたがこれまで完全にルールに則った健全なサイトを運営してきたのであれば(画像置換を使っても)心配する必要はありません。しかし、これまでに違反すれすれのテクニックや隠しテキストをいくつも使ってきたのであれば、画像置換はスパムと見なされる要素になり得ます。

Using CSS to hide text

画像置換はユーザーのために

なんかどこかの会社の標語みたいですが(笑)
ユーザーの利益にかなうかどうかが画像置換を使うかどうかの分岐なのでしょう。単なるSEO目的なら使わない方が良いかもしれません。それならimgでalt属性をきちんと記述したほうが良さそう。画像置換を使う際は良く考えてから使いましょう :-)

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